東京都府中市の空手道場錬心塾です。松涛館流伝統空手道場

空手を始めるメリット

 精神面でのメリット

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空手道では、稽古の中で、自分自身の内面と向き合う機会が多く、反復稽古や対面稽古、試合などの機会を通して、筋力的にも精神的にも自身の弱さが浮き彫りになります。
普段の生活の中では、なかなか自分の弱さと向き合う機会はありませんが、自分の弱さと向き合うことで、それを乗り越えるきっかけになり、その弱さを克服した時には、自信や達成感として自身に大きく返ってきます。
稽古で培ったそのような経験は、空手道の中だけではなく、実生活でもあらゆる窮地に直面した時に、困難を乗り越え克服できるだけの強い精神力となります。

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空手道には、「間(ま)」という概念があります。これは、形(かた)では、心の準備ができて自分の力を十分に発揮出来るタイミングであり、組手(くみて)では、相手に自分の攻撃を読まれずに技を出せるタイミングであったり、逆に、相手が技を出すタイミングを予想して心の準備をすることです。
「間」を体得するためには、周囲の雑音や雑念を一切取り払い、自分の五感をフル活用することが必要とされます。そのため、普段の生活ではなかなか経験しないくらい、自分と向き合い集中しなければなりません。このような稽古を繰り返すことで、いかなる時でもすぐに集中出来る精神力が身に付きます。

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空手道には「礼に始まり礼に終わる」という言葉があります。
稽古場に入る時、稽古が始まる時、相手と向かい合う時、稽古が終わる時、稽古場から出る時などに必ず「礼」をします。
一言で表すのはとても難しいのですが、これは単なる「あいさつ」ではなく、一緒に稽古する仲間や対面する相手に敬意を表する気持ちであったり、これから稽古に挑むための自分自身の心構えなどを表しています。
空手道の稽古を通して、単に強い身体や心を鍛えるだけではなく、周りの人への感謝の気持ちや礼儀が身についていきます。

身体面でのメリット

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空手道に限らず、日本の武道では、丹田に力を集中して身体を使い「腰から動く」「腰を入れて動く」ことに重きを置いています。そのため、手先の腕力や脚力ではなく、体幹部の重みを拳先や足先に伝達することで、自身が持つ筋力以上の威力を発揮することが出来るのです。この「腰」を中心とした動きを体得するには、体の軸が前傾したり歪んだりしないように姿勢を正すと共に、普段の生活では使わない筋肉を使った稽古を繰り返す必要があります。
結果として、優れた体幹を得られると共に、引き締まったしなやかな身体になります。

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長距離戦を基本とする松涛館流には、膝をしっかりと曲げて腰を落とすという特徴があります。そのため、普段の生活ではあまり使用しない筋肉に負荷がかかり、柔軟で引き締まった身体が作られます。また、空手道の力の入れ方は、力を抜いたゼロの状態から、瞬間的に百の力を出し、百の力が出た瞬間にゼロに戻すという「抜き」の動作が基本となりますので、結果的に全身のスナップが養われ、柔軟な身体が作られます。

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柔軟性の部分と共通する部分ですが、「抜き」を体得することで、身体の瞬発力が養われます。また、空手道の基本稽古では号令に合わせて瞬間的に動作を行うという機会が多いため、稽古を繰り返すうちに自ずと反射神経が養われます。先述した「間」に共通する部分ですが、約束組手などで相手と向かいあった際には、相手の動きを読み、相手が出す技に瞬時に対応する力を養わなければならなため、空手道の稽古には、反射神経を養うための稽古が多く含まれています。

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